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ドライマウスとは? |
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日本語では、口腔乾燥症と言われており,
近年その症状を持つ人は増加しており、
現代病の一つとして、注目されています。
日本で1千万人が何らかの影響を、
うけているとも言われています。 |
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@唾液の役割 |
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・抗菌作用 |
むし歯・歯周病菌に抵抗する成分があります |
・成長因子 |
つばをつけたら治ると言われるのはこの成長因子を多く含むためです |
・消化作用 |
硬いものをやわらかくし、体内での吸収をサポートします |
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このような役割を果たす唾液が減り、ドライマウスになると上記の方にも色々な問題が起こります |
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Bドライマウスの原因 |
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唾液がなくても、飲み込めるような食品が増加している
(15歳までに唾液を出す機能は、成長ピークを迎えます。それまでに唾液を出すことが少ないと、
一生の唾液量は低下します)。(=かむ回数が少ない) |
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年齢(高齢になる程、唾液量が減ると言われています)。 |
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では、どのように予防治療をしてゆけば良いのでしょうか? |
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1. |
唾液はかむことで分泌されます。
子供の頃にしっかりかんで、飲み込むことで、唾液を作る「唾液腺」は発育し、
たくさんの唾液を分泌できるようになります。
飲み込みにくいものを食べる様、意識しましょう。
食事の時に、水やお茶などを側に置いておかないなどの工夫で、少しずつ差は出てきます。
また、合わない入れ歯が歯周病などでしっかりかめない場合、まずはその治療から始めます。
口腔内環境を整えて、噛めるようにしなければ
つばは出にくくなります。 |
2. |
ストレスによる分泌低下
ストレス下では、唾液の分泌量は低下します。仕事・勉強の間に気分転換を
はかるなどして、ゆとりをもつことは、口腔内だけでなく
QOLの向上にもつながります。 |
3. |
薬物の副作用による分泌低下
精神薬(抗うつ薬、抗不安薬、向精神病薬)
抗高血圧薬
利尿薬
抗コリン作用薬
鎮痛薬
などには、唾液の分泌を低下させるものもあります。
薬の種類をかえる、薬の量を減らすなど、担当医と相談してみて下さい。 |
4. |
ガムや保湿剤による保湿
乾燥感が強い時にはガムをかむ、保湿剤の使用するなどで、
口の中を潤った状態にしましょう。 保湿剤として、ジェル、洗口液、スプレーなどがあり、
他にも人工唾液の使用も効果的です。 |
6. |
唾液腺刺激療法(筋機能療法)
高齢の方のドライマウスは口腔周囲筋のバランスの乱れから引き起こされがちです。
口呼吸は顔の筋肉のバランスがくずれ、口が開いてしまうことから生じます。
口のまわりの筋肉や舌の力は動かさないとすぐ衰えますが、非常に自覚しにくいものです。
人と会話をしていて口のすみにつばがあわ状にたまる、
うがいをすると水がこぼれるなどの症状があれば筋肉のバランスが乱れていると考えられます。
大きく口を動かしたり、舌の力を強めることで、筋肉をつけ、口を常に閉じれて、
しっかり噛める口元作りをしていきます。当院ではトレーニング方法をお伝えできます。
MFT(口腔筋機能療法)というもので理学療法の一種です。
効果が出るまでに時間はかかりますがとても簡単なのでぜひ取り組んでいきたいです。 |
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乾燥やそれに伴う症状の改善には、時間がかかることが多く、気長にとりくんでゆくことが大切です。
検査、治療に関して、また乾燥感を感じられる方は、スタッフに一言おかけ下さい。 |
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